のりちゃんは5人かぞくです。
お父さん、お母さん、のりちゃん、ひろくん、たかくんの5人かぞくです。

のりちゃんは2年生、ひろくんは年長組、たかくんは年少組の仲良しかぞくです。
お父さんがお仕事でいない時は、きょうだいいつも一緒に遊んでいます。
のりちゃんがクラスのお友だちと遊んでいる時は、
ひろくんとたかくんは近くの公園で遊びます。
公園で遊んでいると、家に帰るのりちゃんが横の道を通ることを知っています。
のりちゃんは、すべり台で遊んでいる ひろくんとたかくんを見つけ
そばにかけていき、少し遊んでから3人で家に帰ります。

家に帰ったら手を洗い、うがいをしてから 3人でゲームをして遊びます。
ゲームをしていると、お母さんが来て「どうして お母さんを呼んでくれないの?」といって、
ほっぺたをふくらませて言います。

ゲームをしていると のりちゃんが「宿題あったんだ」といって自分の机に行こうとすると、
お母さんが「宿題をするのはいいことだけど、みんなで遊ぶのもいいことだよ」
「宿題早くすませて、お父さんが帰ってくるまでゲームしよう」
「お母さんは、遊ぶの好きなんだから」
「のりちゃんは 勉強の方がすき」
「勉強は好きな方ではないけれど 遊ぶのが好き。かぞくで遊ぶの一番好き」
「そうだよね お父さん早く帰ってこないかしら」

そうしているうちに玄関がひらく音がしました
「あっ お父さんが帰ってきた」

「ただいま」とお父さんが言ったあとに
「今度の日曜日、山登りに行こう」
お母さん、のりちゃん、ひろくん、たかくんは大喜びしました。

あと2回寝たら日曜日です
そして土曜日は山登りの用意をして、早くに寝ました。が、うれしてなかなか眠れません。

お母さんの「早く起きなさい」という声で
みんな布団から出て、顔を洗い、朝ご飯を食べ、車で出発です。

のりちゃん、忘れ物ないかな
たかくん、トイレには行ったかい
ひろくん、おやつは持ったかい
お母さん まだだよ と言いながら、お母さんはお父さんの横に乗りました。

山の入り口につくまで、2時間くらいかかりましたが、
景色をみたり、歌ったりしながら来たので、近くに感じました。

みんなで山道を歩いていくと、広い場所があったので、そこでお昼にしました。

食べ終わって、少し遊んでいると子ども達の周りを大きなハチがとんでいます。
ハチはみるまに多くなり、今にも刺されそうです。
お父さんが大きな声で「みんなこっちへおいで」
そこには人ひとり入れるくらいの穴があって、みんなで狭い穴へ入りました。
「くるしいよ、せまいよ」と言いながら、狭い穴の中でがまんしました。

そのうちに暑くなって、苦しくなってきて我慢できなくなってきて
「くるしい!」といって飛び出しました。

そうですお父さんは夢を見ていたのです。
布団の中にもぐって夢を見ていました。

夢だったんだ・・・仲良しかぞくの夢を見ていたんだ。
お父さんは、ベットの上に座りました。
お父さんは仕事が忙しくて子どもと あまり遊べなかったのです。

本当はこんなお父さんでいたかったのに、そう思うと涙がでました。

かぞくは4人でした。
女の子は、お母さんのおなかで大きくなれなくて、生まれてこれなかったのです。

もう一度やり直したいと考えたお父さんは、100年たったらなんにでもいいから生まれ変わって、
お母さんを一生懸命さがして、大きい声で「こどもたちあつまれ」って言おう。
そして、5人になったら夢みたいに、楽しいかぞくをしようと強く思いました。



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